<歴史など>
インドシナの半島南部、メコン川の下流域の広大な沖積平野に開けた国です。かつては、アンコールワットなどの広大な古代宗教都市が建設されて「東南アジアの文化コーナー」と呼ばれた時期もありました。1953年フランスから独立後、23年間にわたる激しい内戦の繰り返しで国土は輝きを失ったが、93年ようやく王制としてスタートをきることができました。
国旗は政変ごとに計7回も変わったが、93年の総選挙で旧王国時代の国旗が復活しました。青と赤は、カンボジア人に昔から親しまれてきた伝統色で、青は王室の権威、赤は国民の国王に対する忠誠心をそれぞれ表しています。中央に国のシンボルであり、世界文化遺産にも登録された巨大遺跡のアンコールワットを図案化し、仏教を示す白で描かれています。