<歴史など>
紀元前3000年頃インダス文明が生まれた地で、古くから東西文明の接点として栄えました。1858年以降英国が支配しましたが、独立時にイスラム教徒が多数派を占める地域が新生国家パキスタンとして独立を達成しました。
1906年「全インド・イスラム教連盟」は、暗緑色に三日月と星を白く染め抜いた党旗を制定しましたが、独立時にもそのモチーフを採用しました。考案者は、のちに「パキスタン建国の父」と称えられたムハンマド・アリ・ジンナーでした。
三日月と星でイスラムを象徴するが、同時に月は進歩と発展、星は光と知識を表すとされています。イスラムの伝統色である暗緑色は繁栄、白は平和をそれぞれ意味しています。また旗竿側の白帯は、国内に居住するイスラム教徒以外の小数派の存在を示したものといいます。