<歴史など>
かつてはセイロンと呼ばれた島国で、多数派の仏教徒シンハラ人と少数派のヒンズー教徒タミル人の対立が大きな社会不安を招いています。
シンハラ人の祖先とライオンとの閲係に基づいて描かれたライオン旗は、1948年独立時に採用された図柄です。旗尾側のライオン像もシンハラ人最後の王朝であるキャンディ朝の王旗が改修されたもので、剣は王の権威、黄は仏教の加護を示しています。また四隅にある4枚の葉は、72年仏教寺院の尖塔の図案化から釈迦ゆかりのインド菩提樹の葉に変更されています。旗竿側の緑はイスラム教徒、サフラン色はタミル人を示しており、民族の融和を強調しています。