タジキスタン共和国(Tajikistan)


<歴史など>
 中央アジア南東部、パミール高原の西側にあり、ソ連崩壊で誕生した独立国です。当初はハンマーや星など社会主義時代の象徴をはずして赤・白・緑
を帯とする図柄が代用されました。この三色はまた、タジク人が元来イラン系民族であることから、イランの伝統色に基づいたと考えられています。
 現在の旗は、この配色を転用したもので、赤は勝利と労働者、白は特産品の綿花と純潔、緑は農産物とイスラムを表すといわれています。様式化された王冠と星は、国家主権、農民と知識層の団結、隣国との友好を表していますが、同時に冠は国名の語源にちなみ、7つの星はタジクに伝わる幸運と聖数といいます。

タジキスタン共和国の簡単なデータ>
 首都:ドゥシャンベ
 政治体制:共和政
 通貨:ソモニ
 宗教:イスラム教スンニ派 約80%・ロシア正教
 独立:1991年9月9日