<歴史など>
1989年ダライ・ダマのノーベル平和賞受賞は、チベットにおける中国の人権侵害に国際的な関心が高まった結果で、現在も独立を目指す抗議運動が断続的に続けられています。
旗は下方に白い雪山を図案化し、国民が自由・幸福・繁栄を等しく享受する事を意味する太陽光線、赤の護法尊と黒の護法尊によってチベットの宗教的秩序と世俗的秩序が護られている事の象徴である赤と青の縞からなります。また、蒼穹に放たれた6本の赤線は、セ、ム、ドン、トン、ドゥ、ダのチベット民族の起源である6支族、獅子が支える三色の宝玉は仏法僧の三宝で、中央下部の太鼓模様は十善と十六観を意味し、これら聖俗の法を護る事で自己を律せよと説く。この雪山獅子の旭日旗は、1910年代にチベットに滞在した日本人学者青木文教の考案をいう。