<歴史など>
アジアとヨーロッパの接点に位置し、古くから東西文明の十字路として発展した国です。中世以降はオスマン・トルコが一大帝国を築き、イスラム文化が広く定着しました。
新月(三日月) と星からなる通称「新月旗」と呼ばれるこの図柄は、のちのアラブ・イスラム諸国に大きな影響を与えました。起源については、ビザンチウム(現在のイスタンブール)の守護神で月の女神といわれたアルテミスと、聖母マリアゆかりの「ベツレヘムの星」にちなむなど諸説がありますが、いずれにしてもイスラム成立以前から使用されていました。
13世紀末オスマン・トルコの支配に入ってからも月と星の紋はそのまま受け継がれて国章となり、1793年国旗に採用されイスラム全体のシンボルになった。赤は第2代正統派カリフのウマル1世の色という。