<歴史など>
南部にメコン川が南シナ海に流入し、巨大なデルタ地帯を形成しています。長期にわたるベトナム戦争によって国家統一を成し遂げましたが、経済破綻で国民の多くが難民となって国外に脱出し、大きな国際問題にもなりました。
赤地に金の星一つという通称「金星紅旗」と呼ばれる国旗は、1945年のベトナム独立宣言時に考案されましたが、公式には55年にかつての北ベトナム(ベトナム民主共和国)の国旗として制定されたものです。
金星紅旗は、かつての社会主義国家に見られた典型的な図柄で、地色の赤は社会主義国家に共通する革命と自由独立の為に戦ったベトナム人民が流した血の色で、中央の星も社会主義国家のシンボルとして知られ、5本の光線は労働者、農民、知識人、青年、兵士の5つの階層の団結を意味するといいます。