ベリーズ(Belize)

<歴史など>
 中米のユカタン半島南東部、カリブ海に臨む国です。古代マヤ文明の開化した地ですが、現在は大半が熱帯林に覆われます。1862年から英国が領有し、1973年英領ホンジュラスからベリーズと国名を変更するに伴って、現在の国旗の原型が出来上がりました。81年の独立時に、上下に赤帯が追加されて制定しました。
 濃紺は独立を推進された当時の与党「人民統一党(PUP)」の党色、赤は野党の党色を表しているといいます。紋章の中の50枚の月桂樹の葉は、1950年から独立運動が始まったことを意味します。
 円内にはムラート(白人と黒人の混血)と黒人が立ち、マホガニー、ノコギリ、槌、斧を描いて熱帯樹林の国を象徴しています。リボンには最初に入植者が苦難に対して言い伝えた言葉、「繁栄は木陰にあり」という国の標語が記されています。

ベリーズの簡単なデータ>
首都:ベルモパン
政治体制:立憲君主制
宗教:カトリック 約58%・プロテスタント 約34%
通貨:ベリーズ・ドル
独立:1881年9月21日