<歴史など>
西インド諸島の小アンティル諸島南部に位置する島国で、カリブ海地域の小国家の一つです。主島のセントビンセント島と600余のグレナディーン諸島からなります。
1979年の独立に際して、国旗を制定しました。当初は中央にパンの木の葉をあしらった紋章を入れていましたが、85年に現在の図柄へ変更しました。色彩の意味は、青は海と空の色、黄は太陽と黄金色の砂浜、緑は豊かな農作物と民衆の活力をあらわしています。
また、中央の3つの菱形からなるV字形を「アンティルの宝石」と呼ぶことから、この旗は通称「宝石旗」とも言います。V字は聖ビンセンチオの頭文字をかたどり、同時にセントビンセント島と、ベキア島やカノーアン島などのグレナディーン諸島の島々を模式化したものといいます。