スリナム共和国(Surinamea)

<歴史など>
 南米の北東部にある大西洋に臨む国で、国土の9割以上が熱帯林に覆われています。1667年以来オランダの支配下にありましたが、複雑な歴史的経緯から、インド人・ジャワ人・アフリカ系黒人・華人などモザイク状の人種構成をみせ、通称「ミニワールド」とも呼ばれています。
 現在のスリナム国旗は、1975年独立と同時に制定されたのもで、それまでは、白地に赤・白・黒・茶・黄5つの星を黒い楕円形の線で結ぶという異色な旗が、59年以来用いられていました。色の意味は緑は国土と豊かな森林資源、白は正義と自由、赤は独立と情熱及び進歩、黄色い星は複雑な民族の一致団結と輝かしい未来を表しています。また、緑と赤は独立に向けて功労があった当時の与党「スリナム国民党(NPS)」の党旗でもあります。

スリナム共和国の簡単なデータ>
首都:パラマリボ
政治体制:共和制
宗教:ヒンズー教 約27%・カトリック 約21%・イスラム教・プロテスタント
通貨:スリナム・ギルター
独立:1975年11月25日