<歴史など>
ロシア南西部、黒海の北方に広がる国で、1991年のソ連崩壊に伴って新たに独立国家を形成しました。国土の大半はチェルノーゼムと呼ばれる肥沃な黒土地帯で、世界的な小麦生産量を誇り、かつては「ソ連の穀物地帯」と呼ばれていました。
ウクライナの国旗は、ロシア革命の混乱によって一時的に樹立された臨時政府の国旗として、1918年〜20年に翻ったもので、ソ連解体後の92年1月に復活しました。鮮やかなライトブルーと黄の配色は、中世のガリシア公国の青地に金色の紋章に由来すると言われていますが、正式には1848年ロシアからの民族解放旗として採用されたのが始まりです。現在ではライトブルーは国土をおおう澄んだ青空の色、黄は大地を染めて実る小麦の色を表すと一般には解釈されています。