ビオチン (ビタミンH) |
生理作用 | |||
卵黄中にアビディンと結合して存在します。 内臓や大豆にも豊富に含まれ、吸収に関しても小腸から大腸に至るまで広い範囲で吸収されます。 このため現実には、欠乏症というのは ほとんど見られません。 脂肪酸、糖、アミノ酸代謝に関わる酵素カルボキシラーゼの補酵素構成成分として重要で、その中間成分の代謝に大きく関与しています。またタンパク質およびRNA合成にも間接的に関与します。 ・ アミノ酸、脂肪の代謝を補助する ・ 甲状腺、生殖器官、神経・皮膚組織を正常に保つ |
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欠 乏 症 | |||
・ 皮膚炎 ・ 疲労感、やる気のなさ ・ 脂肪の代謝悪化 |
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過 剰 症 | |||
・ 妊娠中の多量摂取で−卵巣、胎盤の萎縮 | |||
栄養必要量 | |||
・ 成人男性30mg ・ 成人女性30mg ・ 妊婦 30mg ・ 授乳婦 35mg |
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食品含有量 | 単位 μg/100g | ||
200 | |||
75 | |||
40 | |||
20 | |||
15 | |||
10 | |||